蛹：不想去学校的女孩

ある日を境に学校へ行かれなくなってしまった少女と、そんな娘を見守り続ける母親や家族の14年間に寄り添ったドキュメンタリー。豊かな自然に囲まれた長野県伊那谷で、野山を駆けめぐり元気に育ってきた木下愛ちゃんは、小学1年生の2学期になると、頭痛などを訴え学校へ行かれなくなってしまう。そんな愛ちゃんに家族も戸惑い、混乱するが、次第に理解を深め、さまざまな道を模索していく。特別学級への入学から、徐々に学校へ通えるようになり、自分の人生を自分なりのテンポで生きる愛ちゃんの姿を通して、子どもの成長や命の輝きについて問いかけていく。